日奈久温泉 東湯

日奈久温泉街の北外れ、温泉やどの軒を過ぎた辺りに東湯が立つ。鉄筋コンクリート造りの浴舎は褪せたエンジ色で、昭和の風情に包まれている。




脱衣所には簡易な鍵付き脱衣棚が用意されている。扉には大きく番号が書かれている。天井では扇風機が回る。料金は小さな番台の窓で支払う。
透明ガラス戸の向こうは浴場だ。浴場は右に浴槽と洗い場、左に洗い場が配置されている。浴槽は1円玉ほどの円形タイルが内側、外側に貼られている。洗い場の床も円形のタイルが貼られている。タイルは滑りにくい表面加工が施されているようだ。



湯口から注がれる湯は適温。無色透明、無臭で肌に残る個性はない。浴槽の底には穴の空いたステンレス製の鉄板が置かれている。作動はしていないようだ。洗い場は混合栓でシャワー付きだ。




10時から14時までは営業休止で入浴できない。旅者にとってはタイムリーではないが、地元の人々の生活習慣に合わせた営業時間の設定なのかもしれない。
訪問時、西湯は閉ざされていた。市のサイトにも記されている。


日奈久温泉 東湯
八代市日奈久浜町232
単純温泉
44.5℃
シャンプー類なし ドライヤーあり(10円)
内湯
200円
6:00~10:00・14:00~22:00
休:1/1
2015/8/1